かぶせ茶がまずい? よくある理由と原因を解説
まず、独特の覆い香(かぶせか)が強すぎると感じる方が多いようです。
この香りは、 青ノリのような特徴的な香りで、慣れていない方には違和感を覚えることがあります。
2つ目にあるのは、カテキンの含有量が少なく、緑茶にイメージされるような
渋みや苦味を感じられずにガッカリされる方もいるようです。
この場合はカテキンの抽出を多くするため高温で入れてみる、蒸らし時間を
長くするなどの対策が可能ですが、やはり煎茶などを選んだ方が良いです。
また、淹れ方を間違っていて本来の味わいを楽しめていない方もいるようです。
かぶせ茶は旨味を楽しむお茶。適切な淹れ方で楽しみましょう
よくある苦手な点:
- 覆い香が強すぎる
- 間違った淹れ方のためおいしさを発揮できていない
- 苦味や渋みが少ないため、緑茶に期待する味わいがない
かぶせ茶特有の味わいについて
かぶせ茶は、栽培過程で約1~2週間程度茶葉に覆いをかけて育てられます。
この工程により、旨味成分であるテアニンが増加し、同時にカテキンの生成が抑えられます。
これが、緑茶にイメージするような苦味や渋みが弱くなってしまう原因です。
同時に被せ香も強くなります。
美味しく飲むためのコツ
温度調整が重要
かぶせ茶を美味しく飲むためには、適切な温度での抽出が鍵となります。一般的な煎茶よりもやや低めの温度、60-70℃程度がおすすめです。
以下のポイントを意識することで、かぶせ茶の魅力を引き出すことができます:
- 茶葉の量は1人(180cc)あたり5g程度
- 蒸らし時間は2分程度
- 2煎目以降は温度を少し上げても良い
おすすめの代替茶
まず、かぶせ茶に慣れていない方は成長した葉を使用したかぶせ茶を選ぶのが
おすすめです。
かぶせ茶は葉が若いほど濃厚で芳醇な味わいになります。これがかぶせ茶特有の
香りや味わいを強めることになります。
当店の「白露」は一番茶を使用していますが、新茶の時期の後半に摘み取った
ある程度成長した葉を使っているのでかぶせ茶の中でもマイルドな味わいです。
また、温度管理をしっかりせずとも安定した味が出るので比較的淹れやすいお茶です。
白露
商品詳細を見る苦味や渋みを求めている方には二番茶を使用したかぶせ茶がおすすめです。
二番茶を使用することで、渋みや苦味がしっかりと出て
緑茶特有の味わいとかぶせ茶の味わいの両方が楽しめます。
当店の熱湯玉露は二番茶を使用したかぶせ茶です。
熱湯玉露
商品詳細を見るもし上記の工夫を試してもかぶせ茶が合わないと感じる場合は、以下のような代替茶がおすすめです:
煎茶
最も一般的な日本茶。すっきりとした味わいで飲みやすい。
ほうじ茶
香ばしい香りと優しい味わいが特徴。
まとめ
かぶせ茶が苦手だと感じる理由は人それぞれですが、適切な淹れ方を知ることで、その魅力を再発見できる可能性があります。しかし、すべての方に合うお茶である必要はありません。
自分の好みに合った日本茶を見つけることが、茶を楽しむ上で最も大切なポイントです。かぶせ茶が合わないと感じたら、他の種類の日本茶を試してみることをおすすめします。
最後に
お茶の好みは個人差が大きいものです。「まずい」と感じることは決して間違いではありません。自分の好みに合ったお茶との出会いを楽しんでください。
伊藤藤太郎商店 公式
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